




一ツ葉海岸の松林で、思い切り深呼吸すると、すがすがしい香りと空気が体中にしみわたる。松林を抜けると目の前に広がる真っ青な太平洋とサンサンと輝く日の光。この風景こそが、宮崎! 底抜けに明るい緑と海と太陽に、これからの散策が何だかワクワクしてきます。
宮崎市東部のリゾート地、「シーガイア」のある一ツ葉リゾートタウン一帯は、レストランやショップが続々オープンし、その勢いが見逃せない注目エリア。一方で一ツ葉海岸周辺の「阿波岐原」地区は、『古事記』にも登場する神話の舞台。江原啓之氏も訪れた、江田神社とみそぎ池があり、スピリチュアルスポットとして注目を集めている場所。
自然豊かな神話の舞台、さらに、リゾート感とオシャレ感が溶け合って、新たな魅力を発信する一ツ葉エリア。パワースポットでスピリチュアルに浸ったり、自然の中でリラックスしたり、またグルメスポットでおいしいものを満喫したり、一日どっぷりと一ツ葉の魅力に触れれば、何かに出会える癒しの旅に、きっとなりそうな予感がします。

まずは、「えの実弁当」でお昼ご飯を調達。阿波岐原森林公園で自転車をレンタルし、松林を抜けるサイクリングコースで散策に出発!。松のすがすがしい香りに包まれて、爽快サイクリングがはじまりました。しばらく森林浴を楽しんでシーガイア一帯から西へ入ると、畑やビニールハウスが並ぶのどかな光景が広がります。一ツ葉では、温暖な気候を利用した農作物が多く生産されているんだとか。農業を営む「えの実弁当」の桑畑さんが教えてくれた農園で、農業体験にチャレンジ!
訪ねたのは井野農園。「いらっしゃい!」。義美さん、啓子さん夫妻が満面の笑顔で迎えてくれました。さっそく、キュウリの収穫を体験。ハウス内は28度もあり汗ばむほど。温暖で日照時間の長い宮崎だから、冬でも温室で栽培できるそうです。「鮮度が落ちるから、トゲを触らないようにね」とアドバイスを聞きながら収穫。「食べてみて」といわれ、とりたてキュウリにガブリ。みずみずしさに思わず歓声!
続いて訪れた、長田農園では、チンゲン菜や水菜を収穫。シャンとした葉の感覚に驚きです。
都市からの体験者も多いという両農園。皆、感動も一緒におみやげに持ち帰ります。井野農園ではお芋を焼いたり、長田農園では一品料理を作ったり、季節ごとのちょっとした“遊び”も好評とのこと。“本物”の大切さを多くの人に伝えたいという井野さんと長田さんの言葉が心に残りました。土と遊んだり気さくな皆さんとおしゃべりをして、グリーンツーリズムを楽しんだところで、出発です。

「市民の森」でのんびりお弁当を食べたら、いよいよ江田神社へ!鳥居をくぐり木々の茂る境内に入ると、まるで空気が変わったかのよう。
近年参拝者が急増したという江田神社。「特に若い女性が増えたことは驚き」とは金丸忠孝宮司。参拝者がまず訪れるのは、参道にある一本のクスノキの巨樹。多くの人は、木に抱きついて、全身でパワーを受け止めるそうです。
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| 語り部ガイドボランティアの岡田さんに解説して頂きました。 |
この神社のパワーの源を知るには、日本神話の名場面を語らずには始まらない。神社ではボランティアのガイドの方々が、一帯にまつわる神話を解説してくれます。今日のガイドは岡田さん。「ここは神々が生まれた場所。“阿波岐原”という地名は『古事記』と神主さんの祓詞にも登場するし、ここはサンクチュアリ(聖地)なんだよ」。神様が生まれた場所だなんて、いかにも神秘的でパワーがありそう!「早く抱きつきたいんですけど・・・」「セクハラやね!」「いえ、おじさんじゃなくて、クスノキに」。そんな不謹慎な(笑)やり取りをしながら、岡田さんの話に驚きと興味の連続で耳をかたむけます。
江田神社は日本の国を生んだ日本初の夫婦、イザナキとイザナミをまつる神社。火の神・カグツチを生んだことでやけどを負って死んでしまった妻・イザナミを追って、イザナキは黄泉の国まで行くが、けがれを受け逃げ帰ってきたそう。それを祓い清めるためにみそぎをした場所が、祓詞の中に「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に御禊祓い給ひし時に・・・」とある。みそぎの場所は“みそぎ池”と伝えられ、その際にアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三神が誕生したそうです。
登場する神様が人間くさくて親しみがわいてしまいました。日本初の夫婦による出産、「みそぎ」発祥の地として、江田神社は縁結び、安産、厄除けにご利益があるのだとか。ひとまず「イイコトありますように!」と思いを込めて参拝。
「みそぎ池」へは、神社から「市民の森」を歩いてすぐ。「松林と市民の森は“鎮守の森”。この緑濃い森は、グリーンセラピーを体感できる絶好のスポット。背景の壮大な神々の物語を知るともっと癒されるでしょ?」と岡田さん。何だか、心にゆとりとエネルギーが。これぞ、スピリチュアルパワー?
神社の森を抜けて「山崎ホタルピア」へ。井野さんと長田さんもオススメのスポットで、ホタルの名所なんだとか。幻想的な風景を想像し、次は絶対ホタルの季節に来ようと思いました。
人に出会い、悠久の時間に触れ、ほっこり和んだ一日。あんなに自転車をこいだのに元気になっている自分にビックリ。一ツ葉には人々を癒し続ける独特の空気があるのを感じました。
一ツ葉散策は、自転車が◎。ぶら~り気の向くままに走って、癒しスポットや隠れ家探しが粋!
フェニックス・シーガイア・リゾート
1時間500円(1時間ごとに追加300円) 8:00~20:00
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート / TEL.0985-21-1324
ラグゼ 一ツ葉 / TEL.0985-21-1333
阿波岐原森林公園管理事務所
4時間200円(2時間ごとに追加100円) 8:30~17:00
TEL / 0985-23-2635
井野農園では、環境循環型農業の一つである合鴨農法の田植えや稲刈り体験をはじめ、季節によってキュウリ(春~6月)、さつま芋(夏~12月)、ジャガ芋(10月植え付け、12~1月収穫)などの植え付けや収穫の体験が。長田農園では、チンゲン菜や小松菜など低農薬の葉もの野菜を中心に、収穫から出荷までを体験でき10名以上なら収穫した野菜で昼食づくりの体験もオッケーとのこと。出会いと体験を通して、思い出に残る時間を作りましょう。
井野農園
収穫量分の買取料金(例:さつま芋1kg200円) TEL.0985-24-1757
長田農園
2時間1200円、昼食付2500円(10名以上) TEL.0985-24-1620
お弁当処 えの実弁当
散策にはピクニック気分でお弁当が◎。オススメは松華堂弁当。華やかで、散策がより楽しくなりそう。お惣菜も好みのものをチョイス。昼過ぎには売り切れるので、はやめに買っておいて。
9:00~売り切れ次第終了 毎週火曜、第1・3月曜休み TEL.0985-24-1933
江田神社
927年に編纂された『延喜式』に記された「式内社」の一つ。神社に沿う現在の山崎街道は平安時代の「官道」で、当時すでに重要な神社だったとのこと。独特のパワーを秘めるといわれるクスノキは参道の中ほどにあり、よく見ると根元には、なんと亀さんが!こちらも触ればご利益アップかも!?古来、水が一度も枯れたことがないといわれる神秘的なみそぎ池までは、森林浴を楽しみながら散策。市民の森公園の中にあるので、池を眺めながらお弁当を開くのもおすすめ。
江田神社 社務所 TEL.0985-39-3743
みそぎ池(宮崎市公園緑地課) TEL.0985-21-1814
宮崎市神話の語り部ガイドボランティア(宮崎市観光協会内)
専門のガイドが、宮崎の神話を楽しく分かりやすく、無料で解説してくれます。江田神社やみそぎ池のスピリチュアルパワーをより詳しく知りたい人は必聴!金・土・日曜の13:00~16:00は神社に常駐。その他の曜日、時間も予約をすればOK。
TEL.0985-20-8658
散策の途中、市民の森でしばしの休憩。売店でみつけた「バラソフト」を食べながら、一息。バラの香りが何ともいえません。市民の森は、梅やしょうぶなど花の名所でもあり、ぶらっと立ち寄りに◎
山崎ホタルピア
昔、江田神社の東側を流れる江田川の源流には、天然のホタルが多く飛び交っていたそう。地元の「山崎エコアップ会」の方たちが、ホタルを呼び戻そうと小川と池を再生。ホタルは県内でも最も早い4月末頃に見られ、とっても幻想的。水辺は遊歩道として整備されているので、江田神社からの散策コースとしてもオススメ。
毎年ホタル観賞のイベントも開催。
TEL.080-1794-8770(佐々木さん)ホタルと音楽の夕べ 4月29日(祝)
18:00~ シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート「松泉宮」にて音楽会
19:00~ ホタル観賞会
カジュアルフレンチレストランア「よおこそ」
散策の後はやっぱりごはん。ナチュラル感があふれ、心からリラックスできる店内、鳥のさえずりが聞こえるテラスでいただく、この道40年以上のベテランシェフが腕をふるうフレンチは、美しい盛り付けも女性に人気。お箸で食べられるカジュアルさも◎。夜は、ムードたっぷりなテラスが最高です。
ランチコース1500円~12:00~15:00(14:00 L.オーダー)
ディナーコース2500円~18:00~23:00(21:00 L.オーダー)
月曜休み TEL.0985-27-8991